今週の木曜日、(祭日でした)夜の8時ごろ、
40歳ぐらいの男性が木から落ちた、らしい。
なぜ夜の8時に木に登るのか?
ドイツは夜8時、まだ普通に明るいです。
でもそんな時間、木に登って何をしようとたのでしょうか?
この人が飼っている、本来中央アメリカや南アメリカに生息する
コンゴウインコという種類のインコが逃げてしまい、
何メートルもの高さの木の枝に留まったそう。
この男性は、インコを捕まえようとして木に登り、落下してしまったらしい。
木から落ちたご本人は救急車で病院に運ばれ、
これに驚いてパニックを起こした奥さんも病院でお世話になることに。
さて、インコはどうなったのでしょうか。
消防署の方たちの努力空しく、
インコをつかまえてお家にかえしてあげることは出来ませんでした。
鳥かごの中のインコのお母さんは、
飛び立って去ってしまった子供のインコが
自分の力と意思で家にかえってくることを
待っているのでした。
この町では35年ほど前に、
緑のワカケホンセイインコが始めて目撃されました。
このインコは、約60年前に
インドやアフリカからドイツに渡ってきたインコ。
今では緑のインコが空を横切るのを目にするのは
この辺りでは特別なことではなくなっています。
この緑のインコたちは、木の上に群れをなして夜を過ごすため、
木の下のベンチ、駐車してあった自動車や自転車が、
しょっちゅうインコたちの「オトシモノ」の被害にあっています。
逃げてしまったコンゴウインコが
すでにこの辺りに住んでいるワカケホンセイインコと
行動を共にしたり、しないのかな。
鳥の世界には詳しくない私。
そのうちカラフルなインコが空を横切るのが
普通になる時が来るのかも。
ちょっと楽しい気もするな。
良い週末をお過ごしください。
ドイツより。