アロマとして、ハーブとして
ラベンダーという名前はラテン語のlavare、「洗う」というところから来ているそうです。ラベンダーはメンタルの必要ないものを洗い流し、手離す手伝いをしてくれます。何かを手放すことで、新しいものを受け入れるスペースができます。解放することで心が軽くなり、落ち着きを取り戻すことができます。
ラベンダーの香りが私たちを守る優しい、かつ丈夫な衣のように、包み込んで、ちょっと辛いときでも、目下の課題にしっかり地に足をつけて対応していけるよう、ちからを与えてくれます。

ラベンダー:アロマオイル – 精油として
ラベンダーの精油はドイツでも非常に好まれ、アロマセラピーとしてもよく使われます。ラベンダーと一口にいっても、アロマオイルとしては、いろいろな種類があります。それぞれ、有効成分の割合が違います。
ラベンダー
Lavendula officinalis, Lavandula angustifolia
メンタルケア。大きな手術の前後や、悪い診断結果を聞いて、気落ちしている時。また、眠れない時や食欲がない時、血圧が不安定な時、鬱っぽい気分の時、イライラしがちなとき、ホホバオイルやオリーブオイルに、ラベンダーの精油を数的混ぜ、お腹をマッサージしてみてください。集中力や持久力を高めてくれ、力を与えてくれる効果もあります。子供にも向くアロマオイルです。
スパイクラベンダー
Lavendula spica, Lavendula latifolia (Grosser Lavendel, Italienische Narde, Speiklavendel)
考えをまとめ、集中力を高めるてくれます。やる気がない時、ちょっとくたびれた名と感じる時。ストレスを軽減してくれます。抗菌作用があるため、風邪をひき初めに使うといいです。若干刺激が強めですので、スパイクラベンダーは子供には向きません。
ラバンディン
Lavendula hybrida
マイルドなアロマオイルです。小さな傷を治してくれます。体や心をリラックスさせつつ、考えがクリアになります。パニックに陥りそうなことが起こったとき、ファーストエイドとして。(ティッシュなどに1-2滴たらし、直接嗅いでみる。)子供にも向くアロマオイルです。
アロマオイルをお使いになる時は、オルガニックのものをお薦めします。肌に直接つけず、ルームフレグランスとして使う場合でも、香りの成分は体内に吸収されます。上記の種類の違いはラベルにラテン語表示が示されているはずですので、ご購入前にご確認ください。

ラベンダー:ハーブとして
また、ハーブとして、ラベンダー(Lavandula angustifolia)をお茶として楽しむこともできます。その際は、やはりオルガニックのものをお勧めします。また、ブレンドして、他のハーブと合わせて飲んだ方が、調和のとれた味を楽しむことができ、効果もバランス良いものが期待できます。ハーブとしてのラベンダーも、主にメンタルの緊張を静め、とくに神経質が原因で胃腸の不調を訴えている場合、癒しを与えてくれます。睡眠障害のとき、睡眠のリズムを整えてくれる力もあります。
重要:身体的、精神的に実際にトラブルを抱えている場合は、必ず専門家にご相談ください。自己治療の試みは医者の診断、治療の替わりにはなりませんので、ご注意ください。
ではみなさん、今日も良い一日をお過ごしください。