今日はなんとなく、ケルンに住んでいる
ポーランド人の友達のことを思い出していました。
ある夏、プライベートのパーティーにご招待いただいて、
私はいそいそと出かけていきました。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
ケルンと私の住むデュッセルドルフは、
まあ、隣町です。
間に小さな町がいくつかありますが、
ノルドラインベストファーレン州の州都は
デュッセルドルフ。
でもケルンの人は、ケルンの方が大きい、
ケルンの方が州都に適している、と思っているようです。
なんだかんだで仲がいいとは言い難い2つの町。
でも私はここで生まれたわけじゃない。
ケルンに住んでいる友達も、
ポーランドが故郷で、ケルン出身ではない。
気楽に出かけて行ったのですが、、、。
知らない人ばかりのパーティーでしたが、
誰かが入ってくると友達がその人を私に紹介してくれます。
これ、私にだけやっているのではなくて、
みんなにやるんです。
「彼女のこと、知ってたけ?会ったことある?」
という具合に。
でなければ、入ってきた人が、この人知らないなあ、
という人に自己紹介するので、
スモールトークが上手であれば、
瞬く間に友達がたくさんできる!という仕組み。
で私の場合は、「どこに住んでいるの」
の質問に、「デュッセルドルフ」と答えちゃうんで、
「え、デュッセルドルフに住んでる人って始めてみた!」
(そんなはずないでしょ⁈)
というコメントいただいたり、
スモールトーク下手くそで、途中でくたびれたりしていましたが。
まあそれでも楽しいひと時を過ごさせていただきました。
もっと忘れられないのが、その翌年。
また真夏のある日に招待されたので、
また大き目のパーティーかなと思って
気張って出かけたら、
友達がふたり来ていただけでした。
パーティーだと思って、
手土産にたくさんプチトマトをもっていったのですが。
あ、ごめん、言っておけばよかったね、
持ってこなくてもよかったのに。
でもみんなでプチトマト、食べました。
この友達が計画していたのは、
ライン川沿いでお花の輪を作ること。
夏至の日に花のかんむりを作る風習がある国は多いようですが、
それにならって、お花のかんむりをつくって、
ライン川にながそう、という企画。
私の友達のふたりの友達、この日初対面でしたが、
女の子4人でワイワイいいながら
お花のかんむりをつくっているうちに意気投合。
あ、それいいね、とか、
このお花、いる?なんて
話ながら、みんなでそれぞれお花のかんむりをつくりました。
ドイツの夜はやっと23時近くになって暮れる感じ。
暗くなったライン川にお花のかんむりを流し、
やがて帰途につきます。
このポーランド人の友達、もう1年以上も会っていないかも。
ケルンでお医者さんとして病院に勤めているので、
私とはいろいろな意味で全く違った1年を過ごしていたと思います。
今度会ったら、どんな話しで盛り上がるのかな。
会うことができなくても、時々思い出す人って、
私にとって大事な人なんだと思います。
今日もいい一日になりますように。
ドイツより。