この時期になると
Weckmann
ベックマン
なるパンがパン屋の店先に並びます。
さて、このパン、
人の形をして、
大きなパイプを抱えています。
中世の頃、
病気などで教会のメッセに参加できない人に
聖体の代わりにこのパンを配った、という話があります。
本来は、ベックマンはニコラウス司教をかたどったものとのこと。
St. Nikolausニコラウスの日は12月6日です。
ですので、ベックマンは本来12月初旬に
ニコラウスの日のお祝いに出てくるもの。
18世紀ごろ、司教の杖がパイプに置き換わったそうです。
こんにちでは、それに加え、
St. Martinザンクト・マーティンのお話しも
ベックマンと絡んできています。
11月11日はカーニバルのスタートのみならず
ザンクト・マーティンの日でもあります。
ザンクト・マーティンはある寒い日、
凍えそうになっているホームレスの人に
自分のマントを切って与え
命を救った、とされています。
ラインランド地方では、
12月のニコラウスの日が待ちきれないのか、
11月からベックマンを焼き、
パン屋さんで販売し始めます。
パン屋さんによってはすごく大きな
ベックマンを焼いて
ショーケースに飾るところもあります。
この時期にドイツにいらした際には、
パン屋さんを覗いてみてくださいね。
ちょっと甘めの生地ですのが、
お好みで、バターをつけて
食べても、美味しいかも。
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